映画「ふがいない僕は空を見た」

内容:
高校生の卓巳は友人と出掛けたアニメの同人誌販売イベントで、アニメ好きのあんずこと主婦の里美と出会う。やがて二人は深い仲になり、里美は卓巳に
自分の好きなアニメのキャラクターのコスプレをさせ、情事にふけっていた。
そんなある日、卓巳は前から気になっていた同級生の七菜に告白され…。


感想:
公開初日に観てきました。

あらすじを読む限りでは、私の苦手なジャンルの作品だな~と思っていたの
ですが、実際に観てみると、結構引き込まれて、2時間超の作品なのですが、
観ていてそれほど長さを感じることはありませんでした。

群像劇ということですが、基本的には卓巳と里美が中心人物で、彼らを取り巻く人々の生活や思いを描いた作品、という印象の方が強いです。
年齢制限がかかっていることからも分かるように、性描写が結構あって、そう
いうシーンが嫌いな方にはあまりオススメできません…;

それぞれの登場人物の置かれた環境や抱えた思い、そしてそれらが交錯して事件に発展するなど、かなりシビアな部分もあり、そういった関係性が興味深かったです。
登場人物たちは、決して悪人でもなければ善人でもないという、一色には染められない人物ばかりで、様々な感情が絡み合って、その人をつくり上げている…という描写が、私には印象的でしたね。
人によってその人の捉え方は様々で、だからこそ、立場が変わればその人の印象も変わる。
それが強く描写されているのは、やはり福田という人物でしょうか。

彼の卓巳に対する言動が、裏もあり表もあり…複雑な感情を抱いて、様々な
表情を見せる人物で、いったい次はどのような行動を取るのか…。
また、彼が信頼を寄せた人物が信頼を裏切る行為に出たとき、果たして彼が
何を信じて何を選び取るのか…。
それらが特に気になったので、それによってさらに彼に興味を抱きましたね。
まあ…元々窪田君に注目していたから、ということもあるかもしれませんが…;

決して絶望ではない終わり方が、私好みでした。
劇的なことは何も起こらないのですが、しかし、皆がそれぞれ一歩を踏み出そうとしている、そんな前向きな姿勢が描かれたのが、良かったです。
こんなふうに、何気ない希望がさりげなく描かれて、不思議な余韻に浸れるラストが好きなのですよね。

…というワケで、観る人を選ぶ映画だとは思いますが、気になった方は是非☆

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